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14歳以下の決定的な差は、単純に冬の主要大会数では!?

http://truffle-kyukaku.com/

(14歳以下グレード1・1月開催フランス大会)

 

「体格差があるから勝てない」「日本の選手はすぐにサポートがつくからハングリー精神がない」「海外に通用するコートサーフェスが少なく不利」。私は、これらを日本テニスにおける3大固定観念と考えています。ヨーロッパで感じる事と比較しながら、今後これらについては全て逆説を説いていきます。間違っていると書きたいのではなく、もっと深く追求していかないと、ただの言い訳材料にしかすぎません。その一つが体格差、すでに日本の錦織選手が良い意味でこの定説を覆しています。(今更書くのも卑怯ですが)近い将来、間違いなく私は錦織選手が世界1位になると思っています。今でさえ、昨日のスタン選手や先日のデルポトロ選手など、体格では互角といえない選手に勝っています。いずれ世界1位とグランドスラムタイトルを獲得すれば、体格差におけるハンデキャップについては何も言えなくなると思います。それでもまだ、錦織選手は日本人に比べたら身長は高い方(公式では178cm)と言う方がおられれば、ある意味もうテニスにおいてプロ選手、もしくは本格的な選手育成を目指す事に区切りをつけられた方が良いと思います。きりがないです。。。

 

そのような考えの中で、私はどうしてもジュニアカテゴリーに関して、敢えて今回はヨーロッパとひとくくりにして書きますが、日本と決定的な差を感じる事があります(ヨーロッパとひとくくりにしたのは、飛行機を利用すれば大体2〜4時間程で様々な国の大会会場に到着する為、国内大会の移動距離と同じと考えます)。

 

それが、冬の1月〜3月に行われる主要大会数。特に、私がヨーロッパ遠征や留学において非常に重要な時期と考えている14歳以下カテゴリー。1年程前から仮説としてずっと考えていたのですが、最近になり日本のトップジュニアに携わられている方からの情報を基に確信に変わりつつあります。

 

このブログでは何度も書いていますが、14歳以下ヨーロッパ主要大会は、全てテニスヨーロッパ主催の大会をメインにしています。下記が毎年1月〜3月の間に行われる14歳以下男女グレード1大会です。

 

・1月2日〜8日 ロシア

・1月9日〜15日 ロシア

・1月16日〜22日 イギリス

・1月23日〜29日 フランス

・2月27日〜3月5日 スウェーデン

・3月6日〜3月12日 フランス

 

以上、テニスヨーロッパ上位ランキング者しか出場できないグレード1大会だけをみても、冬の間に6大会。ヨーロッパの14歳以下トップジュニアは、これら全ての大会にほぼ出場します。また、グレード2を含めるとその数は倍近くになり(グレード1が6大会、グレード2が11大会)、単純に3ヶ月の間にほぼ毎週行われている事になります。

 

重要なポイントは2点。

 

まずは開催時期。ロシア大会から遠征をスタートする選手は、年末年始には会場入りが必須となります。プロ選手と同じように、「限られたオフシーズンの過ごし方」が非常に重要になり、親やコーチと相談しながら長い1年の遠征がスタートします。もちろん、まだ低年齢ジュニアですので学校との兼ね合いが大切になってきますが、ここから自分でスケジューリング管理していく事を本格的に学んでいきます。

 

次に、中々気付かれない部分ではありますが、この14歳以下グレード1大会に出場できる選手というのは、要は1年前の13歳の時からしっかりとポイントを積み重ねている選手にしか出場資格が与えられません。すでに13歳から本格的な遠征が始まり、プロとしてのロードを(自然と)スタートさせています。更に書くと、どの大会でも1つ年上の選手に勝ち続けてきた選手が、翌年出場できる大会ということになります。ここが以外に見落としがちな点です。12歳まではテニスヨーロッパ大会は、公式のランキングは発表されません。ですから、12歳と13歳が大きな境、ジュニアカテゴリーにおいて1つのポイントとなります。以前、このブログで13歳以上からのヨーロッパ留学・遠征が非常に重要と書いたのはこの為です。

http://truffle-kyukaku.com/?eid=35

 

春から夏にかけて各カテゴリーの大会が集中するのは当たり前。ヨーロッパからの視点で考えると、そこからスタートさせる遠征や留学は、正直すでに出遅れています。冬はほとんどの大会でレッドクレーコートでプレーする機会はありませんが(ほぼハードコート)、大会遠征においては、ヨーロッパ選手と同じスタートラインに立つ意味でも重要な時期です。もちろん日本でも同等の大会があれば、それを目標にスタートできますが、これまで得た情報ですと、正直日本ではここまで重要な大会が続くのは無いと断定しています。15歳以上になれば、この時期はオーストラリア目指して頑張ってほしいですが、14歳以下までの間をどうスケジューリングするか。ちなみに、日本の男女14歳以下ナショナルメンバー選手も、1月に行われるフランスのグレード1大会には毎年ワイルドカード等で出場してきています。

 

これらの積み重ね(経験値)の差が、その後において大きな差になっていっているという考えは間違っていないのではないでしょうか!?

 

ヨーロッパ大会遠征や留学に関するお問い合わせ先

Eメール : masato.sugita824@gmail.com (椙田)

 

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